素行・浮気調査の実例

■ ケース1 - 夫の浮気調査

■ ケース2 - 娘の素行調査

■ ケース3 - ストーカー被害の対策

※ いずれの事例も当事者の許可を得た後、事実と異なる修正を加えています。

ケース1  夫の浮気調査

依頼者:30代 女性

対象者:浮気の疑いが濃厚な夫

「ちょっと警戒しているかもしれません」
夫の浮気調査について相談しにきた依頼者は、最初にそう語った。

2ヶ月ほど前に自宅の片付け中、見覚えのないイニシャルの入ったマグカップを偶然見つけたのが発端らしい。夫の携帯電話をこっそり見てみると、そのイニシャルと同じ女性名の相手と頻繁に連絡を取り合っている様子。メールの文面も「友達」というには親密すぎる内容だったそうだ。

夫に問い詰めてみても、「相談に乗っていただけだ」「今はまったく会っていない」「勝手に携帯電話を見るとは何ごとか!」と話にならない。つい興奮した依頼者も、「絶対に証拠をつかんでやるからね!」という意味の言葉を夫に投げかけてしまったらしい。……それが、冒頭の言葉につながっていた。

何度かの打ち合わせの後、最終的に当社の「パック料金プラン」で調査することになった。

どのくらい対象者(夫)が警戒しているか、まずは初回調査で見極めることにした。会社から出るときは軽く周囲の確認、歩くときは曲がり角を利用して後方確認、車両での移動中はルームミラーを何度か見る、という警戒行動があった。しかし、このくらいなら調査不可能とはいえないレベル。方法さえ間違えなければ、充分に調査できると判断した。

今回の調査では、依頼者から知らせてもらった情報から、浮気相手と思われる女性の所在を突き止め、自宅から出てくる本人の顔写真を撮影できた。すぐに役立つとはいえないが、これも大切な情報になる。

対象者の尾行調査には、やはり細心の注意を払った。日ごとに違う顔の調査員を使い分け、すべてにおいて「発覚しない尾行」を最優先させ、辛抱強くチャンスを待った。

その結果、ようやく女性と待ち合わせる場面を確認。その若い女性は、やはり判明した女性と同一人物だった。さすがに対象者もデート中は油断したのか、仲良く手をつないで歩く写真、繁華街の出店で一緒にアイスクリームを食べるビデオ映像などが撮影できた。ラブホテルから並んで出てくる場面も撮影し、調査目的は達成したといえる。

ラブホテル撮影に成功という経過報告をして、依頼者には喜んでいただけたが、探偵の立場からは「すぐに証拠を対象者に突きつけるのは早すぎる」と判断した。まずは当社から無料で弁護士を紹介しますから、今後の方針について入念に話し合った方がいいですよ、とアドバイスした。多くの依頼者は浮気の決定的証拠が取れたらすぐにでも使いたくなるが、早ければ早いほど相手に「対策を立てる時間」を与えることになる。何食わぬ顔で周到に準備を進めておいた方が、(特に離婚の場合は)有利な立場になれることが多い。

今回は、きちんと証拠が取れていたこともあり、調停までいくことなく協議離婚が成立。対象者である夫は多額の「慰謝料」という形で、自らの不貞行為のツケを支払うことになった。

このケースのポイント!

対象者が少しばかり警戒していましたが、それでも依頼者が最初から正直に打ち明けてくれたので、対策を練ることができました。
多少の時間はかかったものの、浮気調査としては上手くいったケースです。浮気相手の女性の情報を依頼者がしっかり記録していてくれたのも、間接的に調査成功の役に立ちました。

また、証拠取得後の正しい対応については、本文にも書いたとおりです(あくまで離婚と慰謝料を前提にした場合)。
離婚という人生の大きな節目にしても、弁護士・探偵など専門家の立場から助けを借りることができますので、上手に利用していきたいところです。

ケース2 娘の素行調査

依頼者:50代 夫婦

対象者:大学近くで下宿している娘

依頼者の娘が「ひとり暮らしをしたい」と言い出したのは、大学2回生になった夏休みだった。自宅から大学は電車で2時間ちょっとで、通学できない距離でもなかったが、少し過保護に育ってきた娘が自立するには好機だと両親も考え、思い切って下宿させてみることにした。

下宿当初は、実家の両親に何度も連絡してきていたものの、半年と経たないうちにほとんど連絡がなくなった。3回生になっても状況は変わらず、むしろ仕送り金額を増やして欲しいと頼まれる始末。さらに、所属するゼミの教授からも「ゼミに顔を出さなくなりましたが大丈夫ですか?」と実家へ電話がくるに至り、さすがに両親も本気で行動を起こした。

さて、実際に行動調査を開始したものの、なかなか対象者は下宿から出てこない。その代わり、若い男が何度も対象者の部屋に出入りするのを確認した。尾行調査やその他の調査によって、この男性の氏名や住所も判明。平日の昼間から対象者の部屋に入り浸るところを見ると、あまり勤め人とも思えなかった。

ここで依頼者の希望により、素行調査の対象を、娘から男性にチェンジ。この男性が、雀荘やパチンコ店へ頻繁に出入りするのを撮影した。少なくとも調査期間中には、まったく労働していた形跡が見当たらなかった。さらに近所の住人の話によると、金融業者が頻繁にこの男性宅を訪ねている事実も発覚した。

依頼者に対象者(娘)と男性の調査報告書を手渡すと、すぐに下宿を引き払わせ、ほどなく娘は実家へ戻ることになった。学費も家賃もすべて両親持ちだったので、これは仕方ないことかもしれない。この男性とは縁を切り、大学に戻ったという報せを受けて安心はしたものの、まだ本当の解決は先かもしれない、という印象を持った。

このケースのポイント!

意外に思われるかもしれませんが、家族からの素行調査依頼は少なくありません。
本文のように、離れて暮らす子供の心配をするケースから、「夫が本当はリストラされて、違う職場に行っているのでは?」という切実なケースまで、その依頼目的は多種多様です。
どんな依頼目的にしても、探偵は「事実を報告する」のが仕事ですから、時には依頼者すら予想していなかった悪い事実が出てくることもあります。

逆に、実際は心配するほどのことじゃなかった、という調査結果も多く、このあたりは調査してみなければ分からないところです。なお、家族以外からの依頼としては、売上金の横領等、社員や店員が不正行為をおこなっている可能性があるので、調査をしてほしいという、法人企業からの調査依頼も目立っています。

ケース3 ストーカー被害の対策  

依頼者:20代 女性

対象者:顔見知りのストーカー男性

「以前に同じ職場だった男性から付きまとわれており、身の危険を感じる」と切迫した様子で、ひとりの女性が相談してきた。事情も分からず依頼を受けるわけにもいかないので、ここ(事務所)は安全ですよ、とお茶を出しながら詳しい事情を聞いてみた。

この依頼者によると、ストーカー行為をしているのは、かつて自分(依頼者)もアルバイト勤務していた会社の作業員とのこと。当時からしつこく交際を迫られたため、やむなく依頼者は退職することになったという経緯がある。しかし、その後も自宅へ頻繁に電話がかかってきたり、自宅近くで待ち伏せされるなど、ストーカー行為はエスカレート。なぜか交際してもいないのに「手切れ金を払え!」とまで脅されるようになり、警察にも相談したが反応は乏しい。困った挙句、探偵への相談を考えたということだった。

ストーカーへの対応はいくつかあり、「単独で解決可能なケース」と「警察など公的機関に動いてもらうべきケース」に大別できる。今回は判断が微妙だが、大事になる前に警察を動かせるだけの証拠を取得するのが第一だと考え、調査を開始した。

幸いな事に、依頼者が、対象者の情報を多く持っていたので、対象者の現住所は、簡単に判明する事ができた、さらに、現在の勤務先もあっさりと判明した。

この対象者、日中の行動は特に異常が見られない。自宅から出るときにも、周囲を見回す程度の警戒行動だけだった。しかし、夜になると依頼者の言ったとおり、その行動が豹変する。依頼者宅の周辺をウロウロしたり、頻繁に公衆電話からどこかに電話をかけている。深夜ということもあって通常の尾行は難しかったが、およその移動パターンを把握した上で、尾行というよりは張り込みに近い形の撮影に成功した。

ここで撮影できたのは、深夜に電話ボックスから何度も通話する場面、対象者宅の郵便ポストに手を入れて中身を探る場面、そして対象者の自転車をパンクさせている場面、などだった。

さらに、依頼者宅への脅迫めいた電話内容もきちんと記録し、すべて合わせた状態で警察へ提出。これにより、本人から警察が詳しい事情を聞くなど、ようやく具体的な対応が取られることになった。

このケースのポイント!

ストーカー規制法が施行されたとはいえ、いまだ探偵に対してストーカー対策調査の依頼も多くあります。

当社で過去に扱った事例でも(本文の案件とは別件ですが)ストーカー男性が刃物を持ち歩いていたりと、かなり危険なケースもありました。この種の依頼としては他にも、いじめ対策調査、近隣の騒音トラブルの証拠集めなどがあり、意外と身近なところで探偵が事態収拾のために活動しています。

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